1. >
  2. >
  3. トマトには様々な健康効果がある!
トマト

トマトには様々な健康効果がある!

「トマトが赤くなると医者が青くなる」とは

人の健康に非常に有効とされているのが緑黄色野菜ですが、中でもトマトは非常に健康効果の高い食品として知られています。
トマト
昔から「トマトが赤くなると医者が青くなる」という言葉がありますが、完熟して真っ赤になったトマトには他の野菜以上の優れた栄養分が含まれています。

トマトに含まれる健康成分の中でも特に有名なのが「トマトリコピン」です。
「リコピン」はトマトの色をつくる色素成分で、カロテンの一種として分類されます。

カロテンといってもβカロテンとは異なる性質を持っており、ビタミンAに変化をすることはありません。
しかしβカロテンやビタミンEと比較して活性酸素を減らす機能は何倍も優れており、これがトマトの健康効果のもとになっています。

もう一つトマトの主要成分として注目されているのが「13-oxo-ODA」というリノール酸です。
こちらはダイエット系のサプリメントでおなじみとなっている脂肪燃焼効果のある成分です。

「13-oxo-ODA」という成分が発見されたのは2012年と比較的新しいことから日本でも当時大ブームとなりました。

この成分を体内に摂取することにより、肝臓で脂肪燃焼に使われるタンパク質が多く作られるようになり、血糖値低下作用もあるとされています。

またトマトを含む緑黄色野菜にはビタミンAやβカロテンも含まれていることから、抗がん作用や免疫賦活作用も十分にあり、老化防止や美肌など様々な効果が期待できます。

トマトの栄養分をより効果的に摂取するためには

トマトは栄養価が高い食品ですが、普段の食卓に使用をする時には生でも加熱食でもどちらでも使用できる大変便利な食材です。

世界各国の料理でもトマトは様々な形で使用をされているため、アレンジを加えていくことで毎日でも違った形で食べることができます。

いかようにでも調理できるトマトですが、より健康効果を高く得ることを考えるなら食べ方に一工夫することがおすすめになります。

トマトに含まれる成分の中でも最も重要なのはやはり「リコピン」です。
リコピンは生食でトマトを食べた場合、残念ながら体内に吸収される量は限られてしまいます。

というのもリコピンはトマトの食物繊維の中に取り込まれているので、そのまま食べた場合繊維がそのまま排出をされてしまうので体内に吸収される量が少なくなってしまうのです。

そこあらかじめトマトを加熱してホロホロにしたり、ミキサーにかけて分解をしたりすると食物繊維が切断されて内部のリコピンが出てきて体内に吸収されやすくなります。

トマトジュースや缶詰のホールトマトなどは最初からそうした状態になっていますので、毎日の食卓に取り入れることが推奨されます。