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栄養豊富なチーズを食べよう

チーズの長所や魅力、栄養成分

高齢者向けの食育セミナーに行くと、必ずと言ってよいほど推奨されているのがチーズです。

チーズは乳製品の代表であり、牛乳の豊富な栄養成分が凝縮されています。
牛乳200mLあたりで作られるチーズの量は約20gとされていることから、牛乳を飲んで得られる栄養分を少ないチーズで摂取できるというところも利点です。

子供にもチーズはおすすめの食品となっていますが、これは骨や筋肉が作られる過程にある子供にとってチーズは体を作り上げる素材をたくさん得ることができるからです。
同様に高齢者も骨や筋肉がもろくなってしまっているので、チーズを食べて体をきちんと作るようにしていくことで骨折などを防ぐことができるようになります。

チーズには豊富なカルシウムが含まれており、他にもたんぱく質や脂質、ビタミンA、ビタミンB2があります。
このカルシウムを積極的に摂取していくことにより、高齢者に多く見られる骨粗しょう症を予防することができるようになるでしょう。

カルシウムを摂取する時に注意をしたいのが体内への吸収率ですが、チーズは体内に吸収される量が多く、効果的に栄養分を取り入れていくことができます。
牛乳はちょっと苦手という人にもとりやすい食品なので、ぜひ毎日の食事で少しずつでも食べるようにしてみてください。

シニア向けのチーズを使ったレシピ

最近はチーズも多く海外から輸入されるようになりましたので、輸入食品店に行くと非常にたくさんの色や形のチーズを見かけることができます。

チーズには「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」とがありますが、日本の食品メーカーから出されているのはほとんどが「プロセスチーズ」です。
プロセスチーズは複数のチーズを合わせた口当たりの優しいチーズですが、反面でチーズらしいクセがないので物足りなく感じる人もいます。
ベビーチーズやチーズスティックはプロセスチーズで販売されているので、毎日1~2個を食べるようにしておけばよいでしょう。

一方「ナチュラルチーズ」とはパルメザンチーズやゴーダチーズなど、種類により味や製法に違いがあるものを言います。
カルシウム含有量で比較をすると最も多いのはパルメザンチーズで、逆にクリームチーズやカッテージチーズはそれほど多くはありません。

チーズそのものを食べるのはちょっと苦手、という人におすすめなのが粉チーズを使うレシピです。
パルメザンチーズをふりかけて食べるシーザーサラダなどは、手軽に作れて栄養分の豊富なおすすめ料理となっています。

シーザーサラダはロメインレタスにベーコンとクルトンを合わせたもので、仕上げに粉チーズをふりかけます。
粉チーズは他にも野菜や炒めものにも合いますので、一味工夫するということでつけていくと栄養分を簡単に得ることが可能です。