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ゲートボール

ゲートボールってどんなスポーツなのか

ゲートボールが日本で普及した理由

今から30~40年ほど前の町中の景色では、日曜日になると近所の高齢者が朝早くから公園に集まりゲートボールを楽しむということが当たり前になっていました。
ゲートボール
そのためゲートボールというと高齢者のためのスポーツというイメージがありますが、実はもともとは子供のために開発された日本生まれのスポーツです。

ゲートボールが誕生したのは戦後間もない1947年のことで、当時物資が決定的に不足をする中、北海道芽室町で西洋のクロッケーをもとにアレンジをしたスポーツが考案されました。

ただしこれは現在のゲートボールとはかなり異なっており、全国的に普及していくにつれ昭和40年台に入ってから競技用としてのルールが形成されていくことになりました。

ゲートボールの魅力は運動負荷が軽く、戦略性を要求されるということで、これが体力をあまり使わずに体と頭脳で勝負をするという高齢者の遊びとして定着していったようです。

ゲートボールが爆発的に普及するようになったのは昭和60年に入ったあたりで、日本ゲートボール連合(JGU)という協会も誕生し現在も全国大会などが主催されています。

日本だけでなく世界各国にもゲートボールは広がりを見せており、アジアや欧州、オセアニアなどでも日本同様に協会を通じた大会が開催されているようです。

ゲームのルールと始め方

ゲートボールのルールはやや複雑で、覚えるまではちょっと苦労をするかもしれません。
基本的には5対5の対抗形式となっており、競技時間30分以内の総得点により勝敗を決します。

チーム構成は正式には競技者5名と交代競技者が3名、さらに監督1名を置いてもよいこととなっています。

競技者のうち1名が主将となり、赤ボールと白ボールを順番に番号を振って同じ番号のゼッケンをつけます。
このとき先攻チームが赤で奇数番号、後攻リームが白で偶数番号となります。

自分が打つことができるのは自分と同じ番号を持ったボールのみであり、番号通りに打撃してコート内にある3つのゲートを通過させて最後にゴールポールに当てて「あがり」になります。

競技に使用されるのは専用のスティックとボール、それにエリア内に設置する3つのゲートと1本のポールです。

得点が入るのはゲートの通過をしたときなのですが、このときゴルフのように自分の玉のみに専念するのではなく敵チームの玉を積極的に妨害することができるようになっています。

最終的なゴールは1~3のゲートを順番に通過してポールにあてることなのですが、その間誰がどういった順番で打撃しいかに相手を妨害するかというところが戦略になります。

ゲートと通過と相手ボールへの「タッチ」をどのようにするかによって打数も変化してくるため複雑なルールをしっかり事前に理解する必要があります。