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切り絵の楽しさ

切り絵の魅力、手軽さ、楽しさについて

高齢者施設などで広く行われているのが「切り絵」です。
切り絵は、色のついた紙を切ってそれを貼り合わせていくことで一つの作品を作るというレクリエーションですが、始めてみると非常に奥が深く、年代に関わらず楽しむことができる趣味になります。
初心者向けのキットも販売されており、認知症予防や障害者向けの介護として多くの現場で使われているのを見かけられるでしょう。

指先を使って作業をすることは、認知症予防に役立つとされています。
切り絵は、最初はあらかじめ絵が決まっている台紙の上に、自分で色紙を切って貼り付けていくという方法をとります。
絵を書くのが苦手という人であっても気軽に始められるというところにメリットがあり、安価で楽しく続けられることから高齢者には特に好まれています。

切り絵作品を発表しているプロの作家さんもいますが、そうした人も使用している機材はわずか数千円程度で揃えられるものです。
工夫次第でカジュアルにも本格的にも楽しむことができるのが、切り絵の最大のポイントといえるでしょう。

初めて切り絵をするという人が最初に揃える道具としては「5点セット」がおすすめされています。

・カッター
・ステンレス定規
・下敷き(カッターマット)
・マスキングテープ、ホチキス
・スプレーのり

ただし高齢者向けの趣味として行う場合は、最初は他の人があらかじめ切ったものを自由に台紙に貼り付けていくという形でも構いません。
その場合はスプレーのりを使って粘着力を抑えめにしておくと、何度も貼り直しができて便利です。

みんなで一つの作品を作ることもおすすめ

高齢者施設で行うのであれば、みんなで一つの作品を作るという形で行うことがよく行われています。
切り絵は工夫次第でかなりのことを表現することができるので、切り絵だけでなく貼り絵や折り紙などを組み合わせて一つの作品を作っていくというのも楽しい趣味になります。

より本格的に切り絵を楽しみたいということであれば、和紙を使ったちぎり絵にチャレンジしてみるということもおすすめです。
和紙を使ったちぎり絵の場合、色合いに深みをもたせることができるので、油絵のような色彩表現をすることができます。

切り絵作家さんには意外に高齢者が多く、定年後に趣味で始めてからみるみる上手くなっていったという人も珍しくありません。

切り絵をしていると単純な作業ながら集中をして行うことができるというのも嬉しいところです。
最初のうちはあまりうまく作ろうとするよりも、紙を切ったり貼ったりするという作業そのものを楽しむようにするのがよいでしょう。

慣れてきたら年賀状や暑中見舞いなどのグリーディングカードとして作成をしてみるというのもよいかもしれません。