1. >
  2. がんを知っておこう!
たばこ

がんを知っておこう!

日本人の2人に1人は一生のうちに1度はがんになる!?

国立がん研究センターによると、今日本人の2人に1人は一生のうち1度はがんになる可能性があると言います。
現在日本人の死亡原因第一位は「悪性新生物(がん)」となっており、この数は年々増加傾向にあります。
たばこ
おそらく家族や親類、知人など身の回りの人でがんを経験した人が一人もいないという人は滅多におらず、誰しもが何らかの形でがんとう病気を間近に見たことがあるのではないかと思います。

がんの原因は様々に考えられますが、その多くが生活習慣や感染によるものです。
遺伝的要因も無関係ではありませんが、近年のがん患者増加から考えると遺伝のみで発生するという例はむしろ少なく、ほとんどが外的理由によって発症するものと考えてよいでしょう。

国立がん研究センターおよびその他の研究グループでは、日本人のがん予防にとってもっとも重要な項目として「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」「感染」を挙げています。

最後の「感染」だけやや趣旨が異なるように感じますが、実際にがんに発展する感染は日頃の生活習慣に大きな関わりがあるものなので、予防の対策としては上記は一つの輪になるものと考えられます。

まず現在のがんの実態について簡単説明をしておくと、一生のうち何らかのがんに罹患するリスクは男性では約60%、女性では約45%となっています。

このうち特に死亡者数が多いがんは男性は肺、胃、大腸となっているのに対し、女性は大腸、肺、胃という順番です。

がんという病気が非常に深刻なのは体の部位だけでなく血液や骨などどの組織も起こる症状であり、また放置をすることでどんどん範囲が拡大していくということです。

発症年齢として最も高いのは60歳以降となっており、特に男性の場合は年齢が高くなると罹患率は急激に高くなる傾向が見られます。

健康週間の実践によりリスクは半減

大変おそろしいがんですが、これは早期に予防対策をしていくことによりリスクを半減させることが可能です。
上記に挙げた5つの予防対策を普段から行っている人はそうではない人と比べてがんの罹患率が男性で43%、女性で37%下降するというデータがあります。

中でもがんに深刻な影響を与えているとされるのが喫煙の習慣で、たばこを吸うことにより肺がんや食道がん、膵臓がん、胃がん、大腸がん、膀胱がん、乳がんのリスクを急激に高めることがわかっています。

自分自身で喫煙をしていなくても、受動喫煙期間が長くなると肺がんや乳がんのリスクが高まるとされています。

また食生活や飲酒習慣などもがん発症と相関関係があることがわかっていますので、健康な若い時期だからこそ早めに予防に努めるようにしたいところです。