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はちみつを摂取して健康に

はちみつの長所や魅力、栄養成分

食の細い高齢者にとっては、少ない量で高い栄養価のある食品がおすすめになります。
はちみつは昔から健康食品として知られてきたもので、若い女性が美容のために積極的に摂取をしていることも多いでしょう。

はちみつの主な栄養成分となっているのはブドウ糖や果糖、ビタミンやミネラルといったものです。
その他にもアミノ酸や酵素、有機酸、ポリフェノールなど、まさに天然のサプリメントと言ってもよいような栄養成分が凝縮されています。
ミネラル類としてはカルシウムやカリウム、鉄、銅、亜鉛といった数多くの種類が含まれており、ビタミン類はビタミンA、B1、B2、B6、葉酸など、こちらも体に有用なものがずらりと入っています。

若い女性にはちみつが人気な理由のもう一つが、糖分が普通の白色糖と比べてかなり低いということです。
そのため紅茶やハーブティーに入れるときに砂糖の変わりにはちみつを使うと、しっかりとした甘みとともに、豊富な栄養分を摂取できるという大きなメリットがあります。

若い女性だけでなく高齢者にとってもそんな健康効果は全く同じで、体脂肪を増やさずにおいしくお茶やお菓子を食べられるということではとてもおすすめです。
高齢者が栄養不足になると認知症の発症率も高くなるので、豊富な栄養成分を手軽にとれるはちみつは高齢者の毎日の生活に積極的に利用していきましょう。

便秘や口腔内トラブルにも、はちみつは高い効果があることもわかっています。

はちみつがおすすめできない人もいます

ただし注意をしてもらいたいのが、はちみつを食べない方がよい人もいるということです。

最近「赤ちゃんにはちみつを食べさせてはいけない」ということが広く言われるようになりました。
これははちみつは豊富な栄養成分がある反面で、わずかながらボツリヌス菌が含まれていることから、免疫力の低い乳幼児のうちは食べると食中毒にかかる危険があるからです。

高齢者の場合、乳幼児よりも抵抗力があるのでそれほど気にする必要はないのですが、病後など体が弱まっているときに大量にはちみつを摂取するのはやめておいた方がよいでしょう。

また、はちみつであれば必ず栄養分が豊富というわけではありません。
安価なはちみつ製品は、水飴などはちみつ以外の糖分が混入されていることが多くなっています。
海外産のはちみつは安全性に問題があることも多いことから、毎日摂取をするはちみつを選ぶなら国内産の信頼できるメーカー品を選ぶことが大切になってきます。

体によいはちみつはあまり加熱せず、そのまま食べるようにするのがおすすめです。
毎日食べる時にはお茶やレモンと一緒に食べる他、ヨーグルトやシリアルなどと合わせるとよいでしょう。